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雪合戦モード継続中~28



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判定の死角 


現在の審判の見方は、6人制、8人制とあってちょっと異なります。

8人制の基本的に良いところは一人の選手を
2人の審判が両サイド挟んで対面して見る点だと思います。

つまり対象の選手の四方360度を
180度ずつ責任範囲をもって見るという事です。

それでも死角はあるんです。

例えば、センター2トップで2人選手が入った場合の
二人の間に落ちたロブ。

それは1シェル審判が 
2トップの時に1シェル後方から少し前向きに、
2選手の間をカバーする訳です。 

希にバックライン審判が間を見ていて、アウトコールがある場合があります。
でもそこばっかり見てると
本来の目の前のバックスの真正面被弾を見落としたり、
っていう死角が同時に存在します。

さらに一人でも死角はあるんです。

選手の股の間に落ちたロブ。
立ち膝だとどこらからも見えない角度があります。
唯一見えるのは上から。

同じセンターで言えば 
ロブの集中攻撃がセンターへ集中しているときの
1シェル内側面へのストレート、場合によってはロブも。

センター審判はセンターと1シェル両方を見なければなりません。
センターに攻撃が集中すると自ずと優先で目先がそちらへ行ってしまう傾向になります。

雪球の攻撃数が多いという事は、当たる確率も単純に多くなる訳です。
必然的に視線は攻撃が集中している側へ引っ張られます。
もう一方に死角が生まれるケースです。
右視線を一方へ意識しつつ、左の1シェル側面も視界に意識する。

これは言うは容易く、その典型です。

攻撃の流れ、戦略を熟知し、備えると備えないとでも違ってきます。
経験を重ねると机上の審判論じゃダメだと気がつくはずです。

だから選手の審判の方が上手かったりする。

雪合戦モード継続中~28_e0324053_18091490.jpg

まずは、今日の写真のような選手が何人も重なるセンターガチンコの場合、
もう一つは、センターガチンコやフラッグ奪取の時。

単純に一人の選手を、複数の審判が責任範囲を見る分には
雪球が当たったか、外れたか、
フラッグ奪取成功かを見極めることは容易い事のはずです。

でも3人一度に、または時間差で来る場合は、得てして
慌ててしまう場合があります。


8人制では4人、6人制でも3人がコート半部を見ているはずです。

一人の動きをみんなで追うと、
そんな死角が生まれる事がしばしばあるようです。


アウトになった選手は、頭の中から切り捨てる事が重要です。
但し、アウトのナンバーはちゃんと覚えて置くこと

判定は、アウトかセーフか、どちらかしかありません。
どちらとも言えない、というのは無しですよ。

アウトじゃなければ、セーフという事。


現行ルールで競技としては、完全な判定ができない点は
やはり、雪合戦はまだまだ発展途上の競技です。 


競技、ルール云々言う前に
そこの 死角に気がついて欲しいもんです。


また明日、です。   (PH:Tosaka)










by yukimaga | 2017-04-22 18:14 | 雪マガだより。 | Comments(0)

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