ブログで雪合戦講座2016~その9
一審判の立場で雪マガ編集部的にまとめて来た内容です。
旧日本連盟時代の審判ルール規則から、世界連合のガイドライン、
そして、それらの原本に、詳細や解説写真をつけた、
雪マガ別冊「雪合戦のススメ」の掲載の流れで進めています。
現に、日連ルール、世界連合(昭和新山ルール)で異なるルールに
分かれている点もあります。
編集部的には、昭和新山ルールベースでやっていますので
異なる見解が記載された場合は、是非、ご指摘ください。
昭和新山ルールではガイドラインの④
日本連盟競技規則では 第2章、第11条 競技方法、 あたりが
今日の出だしですが、記載内容は若干異なっています。
2セット取ったほうが勝利。
1セット各90球の持ち球で、相手に雪球を宛、
残っている人数=ポイントが多い方が勝ちとなる。
相手陣地のフラッグをアウトにならずに抜いた場合、
フラッグ奪取で試合終了となり、ポイントは10‐0となる。
同じく相手チーム7人を全滅にした場合も、その時点で試合終了となり
ポイントは10‐0
ここまで基本ルールです。
【有効球と無効雪球】
(ユニフォーム、ゼッケンも)に当たった場合。
無効球は記載した通りだが、別紙にあるように
雪球の2/3以上と記載されています。
実際の雪球は立体となります。
2/3の大きさの判断は、すべて審判の個々の判断になる訳です。
なので、選手や応援選手による「欠け球!」と言ったアピールを受けるケースが
多々ありますが、あくまで審判の主観で決定されます。
ここで、審判個々の特性が出てきます。
2/3のジャッジを、頻繁にする審判。あまり頻繁に取らない審判
審判の傾向を見るチームもありますが、
基本、選手は紛らわしい雪球を投げないことです。
(※審判講習会ではそのように教えています)
とは言え、冬の大会であっても、
暖気により投げた瞬間、雪球自体が粉々になる場合もあり、
状況を見ての判断も必要かも知れません。
雪球の大きさの判定は、ロブのような対空時間が長ければ判定もしやすいですが
ショットやストレートでは分かりにくい場合もあります。
ただ、選手が無効球を持った時点で、
審判がそれを認識し、投げた時点でアウトを取る場合もあります。
これもよく、試合終了間際に意図的にショットで投げられる場合もありますが
そんな時に限って、見落とさないもんです。
おさらい、『紛らわしい雪球は投げない』
また明日、です。