ブログで雪合戦講座2016~その11

正式な英文は フライングスタート だそうです。
陸上、競技、競泳などで、合図の号砲などがなる前にスタートすること。不正出発。
・・・とあります。
雪マガ編集部も、雪合戦情報的には結構、フライングをしているかも知れません。
組織ではないので、確信犯的なところ、アリアリです。
本題です。 ※昭和新山=国際雪合戦連合 と日本雪合戦連盟。
このフライングに関しては、二つの組織で、異なる点があります。
【フライングの動作規定】
選手は片足、または両足でバックラインを踏み 開始の合図を待つ。
開始の合図より前に、雪球を投げる、足がバックラインから離れた場合フライングとする。
フライングした競技者は アウトとなる。
原文での比較
●昭和新山 / 主審が開始を宣告したときから開始の合図までの間に、
選手が動作を開始した場合、フライングとする。
●日本連盟 / 開始合図より前に足がラインを離れる、あるいは雪球を投げた場合をフライングという
(定義づけ)競技者は静止する必要はない。
わかりやすく 変えると
●昭和新山 / 審判が『よーい!』とコールしてから~※『笛の合図』までがフライングの対象
●日本連盟 / 審判が 両手を左右180度に広げた時から『笛の合図』までがフライングの対象
※両手を左右に180度、広げるのと『笛の合図』と同時に
両手を前で合わせるのは、どちらも同じです。
★★★ ここ、ちょっと分かりにくいです。
●昭和新山 「選手が動作を開始した場合」
これには紛らわしい動作、例えば雪球を投げる動作をしたり、バックラインを踏んでいない方の
足を踏み出したり、フライングを誘発する動作も含まれています。
表記的には、『静止する』とは書かれていませんが、
講習会等では紛らわしい動作は避けて、静止することを進めています。
●日本連盟 「競技者は静止する必要はない。」と、はっきり記載しています。
ルールと平行して、審判の動作での表示です。
★★ セット開始時 の副審の動作、フライング判定について。
●昭和新山 / 『主審が開始を宣告(=よ~い!)したときから開始の合図まで』
●日本連盟 / 『副審は、主審が両手を広げたことを確認し、競技者のフライングを判定』
言ってみれば、耳で聞くか、 目で見て確認するかだと思います。
【いくつかのポイント】
・スタート時、最終的に6人制も 8人制もセンター副審以外は、
主審に背を向け、選手を見る状態です。
・選手に聞いた意見、 相手の選手を見る派、 審判を見る派、両方の意見があります。
・センター取るか、取られるかのスタート競技であるから、静止と明確にすべきとの意見
・上級、審判長の意見、希ではあるが笛が鳴らない事があるので、審判動作も見るべき。
笛が鳴らない場合は、主審が手を前で合わせる動作で開始する。
と言ったような意見が存在します。
●この他、どちらのルールにも記載されていない事。
・同時に、複数のフライイング競技者がいた場合どうなるか。
同時であれば、複数でもアウト。 時差があれば、最初にフライングした競技者。
※別冊「雪合戦のススメ」に掲載しています。昭和新山、競技専門員の方に確認した内容です。
ここは、私的な見解はしませんが、
大げさな言い方をしたら、みなさん、これからの雪合戦として、どう判断しますかね。
そんな事より、ちゃんとジャッジしろ!って言われると辛いですけど・・・
●よく言われるのは 『基本はわかりやすルール』
いろいろな意見があり、仮にそうであるなら、
わかりやすい基本ルールとは別に、
細則に記載するべき内容が、もっともっと目白押しに存在している気がします。
笛が鳴らない場合は、主審が手を前で合わせる動作で開始する。
手を合わせるのは正論だと思いますが、
屁理屈を言えば、不備でやり直しなのか? どこにも記載されていません。
9月の雪合戦審判サミットで最初に揉んでみたいテーマです。
また明日、です。